アトピー性皮膚炎でステロイド剤、抗アレルギー剤、免疫抑制剤、かゆみ止め内服薬の副作用の顔写真
病院で処方される皮膚病の治療薬の中心となっているのは、ステロイド剤、抗アレルギー剤、免疫抑制剤、かゆみ止め内服薬などです。
しかし、これらの薬はまえにも説明したように、皮膚病の原因である体内の毒素を分解して無毒化したり、排泄する作用はありませんから、皮膚病を完治することはできません。
毒素が体のなかで暴れるのを抑えて、皮膚病の症状であるかゆみや発疹、浮腫などを一時的に抑制するだけです。
ステロイド剤をはじめとするこうした皮膚病の治療薬には、いくつもの問題点があります。
一つは、使いはじめたときには、それなりに症状を軽減、抑制する効果がありますが、しだいに効き目が薄くなっていくことです。
私たちの体は、同じ薬を使い続けていると慣れてしまい、効かなくなるという性質があります。また、まえにも触れたように、化学的に作られた薬は、体にとっては毒でもあるために、使い続けるうちに、体のなかに毒としてたまっていき、皮膚病を悪化させてしまいます。
そのために、効果が薄れたときには薬の量を増やす、別の薬を使うといった方法をとらざるを得ません。
副作用があることも大きな問題です。
ステロイド剤はお酒を飲んだときのような赤ら顔になったり、ムーンフェイスと呼ばれる顔がむくんでパンパンに腫れたようになったりする副作用がよく知られています。
ステロイド剤は人間の体のなかで分泌されている副腎皮質ホルモンと同じ働きを持つものであるために、ステロイド剤を使うことで、体のホルモンバランスが崩れて、深刻な副作用があらわれるのです。
抗アレルギー剤や免疫抑制剤は、免疫の働きすぎを抑えてアレルギーや皮膚病の症状を抑えるものですから、免疫力の低下を招き、感染症などにかかりやすくなる危険があります。
また、何度もいうように、これらの薬は体のなかに毒としてたまっていき、皮膚病を悪化させるだけでなく、さまざまな病気の原因にもなります。
とくに、体内にはいった毒素を分解する働きをしている肝臓への負担は大きく、長期間使い続ければ、肝機能の低下を招くこともあります。
いちばん問題なのは、こうした症状を押さえ込んでいる薬は、使うのをやめたらかならずリバウンドが起こり、症状が悪化することです。薬の力で無理やり症状を押さえ込み、しかも薬そのものが毒になっているために、薬の使用を止めると、押さえ込まれていた毒が暴発して、症状が一気に悪くなります。
ステロイド剤の使用をやめたときのリバウンドがとくに激しいことは、医師も承知しています。
知っていながら患者に処方し、リバウンドを起こさせないために、使い続けさせるのです。
副作用が激しくて、ステロイド剤の使用をやめたいと考える患者も少なくありません。
しかし、医師に相談するとリバウンドの危険を告げられ、副作用に悩みながら使い続けるしかないというケースがほとんどです。
最近では、ステロイド剤の弊害を深刻に受け止めて、その処方を控える医師もすこしずつ増えてきました。
しかし、現代西洋医学では皮膚病の根本的な治療法はありませんから、ステロイド剤のかわりに、抗アレルギー剤や免疫抑制剤などの化学薬品を使うしかありません。
ステロイド剤や抗アレルギー剤、免疫抑制剤などは、一度使いはじめたら、リバウンドが起こることを覚悟しないかぎり、やめることはできません。
使い続けていれば、副作用などで、いつかはかならず体に重大な影響があらわれます。
しかも、それは内臓などへの、命にかかわりかねない影響です。
自分の体、健康のことを考えたら、これらの薬は絶対に使ってはいけません。
それは、薬を使うように指導する病院で治療を受けてはいけないということです。
皮膚病になったときには、体のなかの毒をだす以外に治す方法はないのですから、食事をはじめとする生活を改善することを考えて、病院や薬に頼ろうという考えは持たないことです。
※写真の患者さんは、抗アレルギー剤、かゆみ止めの副作用により脂漏性皮膚炎となり、治療と併せて三通茶とポロンポロンをまじめに飲み続けて約2ヶ月でここまで回復しました。