皮膚は、内臓はもとより、体全体の状態が表れます。
意外に思われるかもしれませんが、冬場に肌が乾燥してかゆみが出る「ドライスキン」も、体からの注意信号です。それなのに、そうとは知らず「春になれば治るから」といって化学薬品の入った軟膏やオイルを塗ってやり過ごす人の、なんと多いことでしょうか。
ドライスキンは30代後半のミドル世代以上に特に多く見られます。この世代は社会的にも個人的にも、大変な時期です。仕事や子育てなどで忙しく、充実しているともいえますが、いつでも肉体的・精神的疲れをひきずっています。そのうえ人間関係や経済的なことなどに起因するストレスを抱えています。こうしたこともドライスキンを引き起こす要因です。
ドライスキンの直接的な原因は皮脂線から分泌する皮脂が加齢によって少なくなってしまうことです。私たちがそもそも持っている天然自然の美容液、うるおい成分が出なくなってしまうのです。